2018 12月 こどものくにだより 園長 北野暢隆
ボーと生きてんじゃね~ょ!!
NHK総合でこの春から始まった「チコちゃんに叱られる」という番組の中で5歳の女の子から日常生活における素朴な疑問に答えられない大人へのおしかりの言葉です。笑いと同時に恥ずかしくなりますが、こんなことがわからないのかということ以上に、いかに普段、何の疑問も持たずにボーと生きてきたのかという点にショックを受けます。
その点、園にいる子どもたちは、まさにチコちゃんと同じ目線で、何にでも関心を寄せ、尋ねてきます。何かをしていると、必ず、何をしているの?それ何?どうしてそんなことしているの?と、矢継ぎ早に質問攻めにされます。
子どもの時は何でも疑問に思い、自分なりにその疑問を解消しようとする本能が人間にはあるということがよくわかります。
忙しいときに、つい、“うるさいな!”と言われ、知りたいという欲求を満たされないような答えしかないと、その内、だんだんと質問もしなくなる、だんだんと疑問に思わなくなり、大きくなると聞くのが恥ずかしくなる、そうして、成長につれ知識欲がなくなってしまうような気がします。
「今でしょ」でお馴染みの林修先生がよく言われる、疑問に思うことが知識を広めるということを改めて思い返すことになりました。
子どもは、勝手に育つものではありません。手をかけひまをかけることが必要ですが、今からでも遅くはないと思います。私たちも、普段から疑問に思うことを解消し、子どもたちのわかりたい姿勢に何とか答えてあげるようにしていかなければなりません。
12月の予定
13日(木) ゆり組 親子遠足
18日(火) ゆり組 遠足
25日(火) クリスマス会
29日(土)~1月3日(木) お正月休み