メニュー 閉じる

園長だより2019.1

2019 1月 こどものくにだより  園長 北野暢隆
新春のお慶びを申し上げます。
新しい一年が、お子様にとって、また保護者の皆様にとって充実した良い年になりますよう、お祈り申し上げます。
さて、この季節、スポーツ、駅伝、ラグビー、アメリカンフットボールなどのスポーツ観戦を待ち望んでおられる方も多いのではないでしょうか。
しかし、こうした晴れ舞台に出場できるまで、どれだけ多くの大変な練習をこなしてきたのか、ということを考えがちですが、それよりも、どれだけの敗戦を繰り返してきたのか、ということのほうが実は、大事なのです。
体育会系は負け続ける、しかし負けても、次は、必ず勝つための対策を図り、また、挑戦する、その繰り返しであり、企業にとっては、そこが、今も必要とする人材として考えられる理由です。できる限り、若いうちに失敗を経験することで、少々のことならへこたれない精神力と体力が培かわれていきます。失敗を踏まえた経験は、何よりも失うことのない大きな財産となるのです。
日本では高校生の7割が自らを「自分はだめ」と評価しているという調査結果があります。これは、韓国やアメリカと比較すると比較にならないほど割合が大きいものです。
明らかにおかしい現状です。もっと小さいころから自尊感情を育てるべきです。そのためには、できる限り多くの満足感や達成感を得る、そのためには、時には、痛い思い、苦しい思いを重ね、失敗を繰り返し、成長することしかありません。
11月には、ゆり組にカレー作りを体験してもらいました。12月は、きく組、ゆり組によるケーキ作りに挑戦してもらいました。
まだまだ小さいからと、手取り足取りの箱入り息子や娘にしてしまっては、成人になってから低い障害物すら越えられないような悲劇の結果につながります。過去にも、そうした悲しい事例に遭遇しています。
年齢ごとにできることが何かあるはずです。将来の生きる力をつけるために、是非、ご自宅で、役割を分担したり、時間がかかっても一緒に、お手伝いをさせたりすることを今から是非、御一考願います。
1月の予定
 11日(金) 東淀中学訪問 保育所交流会(ゆり、きく)

Top