2019 6月 こどものくにだより 園長 北野暢隆
訪日外国人から見ると、日本は、かなりの平和な国であるようです。そうした中で毎日、暮らしていると、危機管理意識が薄れてきて、言い方は悪いですが、日本人は、“平和ボケ”しているとよくいわれます。それだけ、日々が安全で安心な生活を日々、送れることは、この上ない幸せなような気がします。
しかし、テレビからは、やるせない気持ちにさせるニュースばかりが、飛び込んできます。
大津市の園児を巻き込んだ痛ましい事故、その後の、千葉県では、園児をかばって保育士が重症という事故、池袋の高齢者による操作不注意による事故、いずれの交通事故にも小さな子どもたちが、犠牲になっていることに、さらに非常に心が痛みます。
こうしたニュースを聞くにあたり、私たちを取り巻く環境が、必ずしも安全で安心ではないことを心得る必要があります。こうした危険を回避するには、家に閉じこもり、外出しないことしかありませんが、人が成長する上で、様々な環境に順応し、刺激を受けること、知識を得るためにも、やはり外出しないわけにはいきません。
当園でも、園外保育時では、交通ルールの順守はもちろんのこと、目的地までの、より安全なルートを選択するなど、相当な注意を払っています。
ご家庭におかれましても、小さな子どもさんを連れ外出されるときは、右側歩行(こどもは、車道から一番離れた場所を歩く)、左右の確認、今は少なくなりましたが、歩きたばこや歩きスマホの歩行者への注意、車や自転車の怖さを常に教えてあげてください。
少し大きくなると、自転車の乗り方を練習されると思いますが、その時は、家族みんなで、1列になって走ること、歩行時と同様の交通ルールに合わせた自転車の乗り方を教えてあげて下さい。それでも、不運にも事故は起こります。しかし、いくらかの事前の意識によってリスクを回避できることには間違いありません。
6月の予定
6日(木) 歯科検診
7日(木) ゆり組遠足(市立科学館)
10日(月) 内科検診
27日(木) 眼科検診