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2021 4月 園長だより

2021 4月 こどものくにだより  園長 北野暢隆
 コロナウィルスが我々を脅かして始めて、一年が経ちました。第4波襲来か、変異ウィルスが猛威を振るうのか、新年度を迎えても、もろ手を挙げて喜ぶのには、まだ早いという声がコメンテーターからしきりに伝えられています。
 そんな中、明るいニュースも届きます。全豪オープンテニスにて、大坂なおみが優勝、4月に開幕するプロ野球では、楽天イーグルスに、あの田中将大が帰ってきました。そして、アメリカのメジャーリーグでは、大谷翔平が、復活の兆しをオープン戦から見せ始めています。
 そうした元気づけ、活躍する選手に共通する点が、これまでの貧弱なイメージとは異なる素晴らしい体格です。そして、まじめさと頭が良いことです。
 そんな身体づくりの原点は、食にあります。
 バランスよく、必要な栄養素を必要な分量を摂取する、食べたいものばかりを食べるのではなく、食べなければならないものを食べるということは、各ご家庭で、つけてあげて欲しい習慣です。
 そこで大事なことが、しっかりと口の中で、噛みつぶす行為、“咀嚼(そしゃく)“です。いくら、大事な栄養素を摂取しても、飲み込んでいては、身につきません。身体に吸収させるためには、食べ物を前歯で噛み切り、奥歯ですりつぶすことです。この“咀嚼”には、消化を助ける分解酵素を出す働きや知能の発達にもつながり、加えて、虫歯の予防にもなり、脳の満腹中枢を刺激し、肥満対策にもなります。その咀嚼回数は、最低30回を目途と考えてください。
 いくらお忙しくても、食事時は、テレビなどを見ないで、ゆっくりと子どもたちと向き合い、楽しい環境の中で食事はしてほしいものです。それが、食育の原点です。
 もちろん、食事だけではだめです。しっかりと歩くなどの運動、そして、その後の十分な睡眠時間を確保してあげることが、何よりも、こどもたちのあらゆる成長を助けてくれます。
 これは何事にも言えることですが、「今、手を抜いたら、後々、手がかかります。」

4月の予定
  1日(木)   入園式

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