2021 7月 こどものくにだより 園長 北野暢隆
阿部寛が好きです。日曜の夜を楽しみにしていたドラマ「ドラゴン桜」も、とうとう、先日、最終回を迎えてしまいました。
これは、東京大学に合格実績もない高校から、ある事情により、5名の東大現役合格者を出すまでのお話です。もちろん、どうすれば、東大に合格できるのかを様々な方向から伝えられていました。その中で、記憶に残っている3つのポイントについて、今後の子育てのお役に立つのではないかと思い、以下、お伝えしたいと思います。
1 何でも疑問に持つこと、そして、その疑問を解消していくこと
園児を見ていると、いつも思うことですが、どの子どもたちも、よくこれだけ何にでも疑問を持つなと感心することしきりです。それが、成長するに従い、感動も疑問も持たなくなるのはなぜなのでしょうか。興味があるから、疑問を持つ。それが解消すれば、すべて身につくものも増えていくはずです。普段から、ものを考える習慣をつける、言葉に興味を持たせ、本から情報を得るようにしてあげたいものです。常に「何故?」という疑問を持ち、その解答を求める、そうしたことの繰り返しが、十数年先に大きな結果を生むことになります。
2 人格を磨く より良い人間関係を築く
ドラマでは、意外なことに、これに時間を割いて、大きく取り上げられていました。
受験なんて一人でするもの、自己責任でするものと思っていましたが、このドラマを見て、改めて、集団としての重要性とその影響力を見直すことになりました。
お互い助け合い、思いやる姿勢は、必ず、自らに帰ってくることとなります。園でも、集団保育の中で子どもたちは、お友達どうしで、引っ張り上げあいをして、全体の底上げを図っておられます。
3 合格までのスケジュール、シナリオを自分で思い描き、実行に移していくこと
ラグビーワールドカップで試合を大きく動かした“スピードスター” 福岡堅樹やメジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手も綿密なシナリオを確実に実行に移し、今があるという見本のような人です。
これらは、必ずしも東大に合格するためだけのことではありません。子どもたちが、この先、大きく成長されるために、園での保育の中でも大事にしている点です。
7月の予定
6日(火) ゆり組遠足
27日(火) どろんこ遊び(乳児)
30日(金) どろんこ遊び(幼児)