2024 11月 こどものくにだより 園長 北野暢隆
近年、様々な企業の法令違反がニュースとして良く取り上げられています。いわゆる、コンプライアンス違反と言われていることです。
本来、消費者の安全性を守り、文化を発展させることが最終目標であるはずの企業が、法律で決められた安全基準を確保しないばかりに、命を脅かすことになっていることに、ただただ驚かされるばかりです。
所詮、コンプライアンスなんてものは、私利私欲に走る企業にとっては無縁のもと思われているのではないかとおもいますが、そんなことはありません。時代は変わり、各企業においては
社会貢献についても求められる時代になってきたのです。
わたしたち、一人ひとりも、家族という最小単位の中で生きています、そこにも法令遵守ということが大事だということをご理解いただきたいのです。
例えば、交通事故。毎日のように明るい将来がある小さなこどもたちが巻き込まれている事故の原因は、不届きなおとなの身勝手な行動によるものが大半です。
20年程前に起きた亀岡暴走事故では、集団登校の列に居眠り運転の車が突っ込み、大事な命を失った事件です。その後も、毎年同様の事故が起こっています。
歩道は安全なのでしょうか？
強者としての車は、自転車や通行人を守ってくれるものなのでしょうか？
人よりも強者の自転車は、様々な配慮をしながら走ってくれているのでしょうか？
決してそんなことがないのが、わたしたちを取り巻く現状です。
みなさんの各ご家庭のご家族のうち、お一人でも被害者になってはならないことは言うまでもありませんが、加害者になっても大変なことになります。それは、日常の生活サイクルが狂って来るからです。そうなれば、おのずとこどもたちの成長にも大きな影響を及ぼすことにもなるからです。おとなの意識を改善させるのを待っていては、いつのことになるかわかりません。いつ我が子に災害が降り注がれるのかわかりません。そこで大事なのが、普段から、ご家庭で外出されるときに、交通ルールのことを話題にし、一歩外に出れば、危険が待っていることを教えてあげて欲しいのです。
こどもたちをのびのびと育てることと、リスク管理の観点から、また、何が、他人に迷惑をかけることなのかを日ごろから教えてあげることは、並行して進めなければならないことです。
11月の予定
8日（金） ゆり組・きく組遠足（万博公園）
11日（月） 内科検診（全クラス）