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3月園長だより

2025 3月 こどものくにだより  園長 北野暢隆
「卵一日20万個、豚肉一日12トン、餃子一日百万個、食は万里を超える!!」のCMといえば、「餃子の**」
 半世紀以上にわたって、わたしも馴染みにさせていただいているお店です。つい先日の土曜日も無性に餃子が食べたくなり、昼食ご飯を食べに行かせていただきました。
お昼時ということで、お仕事のお話をされている方や、ご家族でお越しの方などで埋まってくる中、隣の空いた4人席に子どもの話し声が聞こえてきたので、小学生連れのご家族と思っていたところ、席に着いたのは、小学生高学年と思われるまだまだおぼこい男子3人組でした。土曜日のお昼時、この3人がザックを持っていることからして、昼から塾へでも行く前のエネルギー補給といったところでしょうか。この時期、塾へ行く小学生といえば、おそらく5年生。本当に驚きました。
わたしが、同年代の頃の60年前といえば、戦後とは言わないまでも、食べる物も贅沢なものはなく、食材等の種類は圧倒的に少ない時代でした。まして、外食なんて、とても考えられないような時代だったような気がします。
彼らは、皆、ラーメンを注文していましたが、それから、一人が追加注文をしました。
何に驚いたかというと、お金があることに、そして、何よりも、礼儀礼節をわきまえているということが店員さんとのやり取りの中からも伺えてくるものでした。しっかりとしたやり取りをされていました。携帯で、何か勉強をする打ち合わせをしている様子も伺えました。
 小学生にして、もうすでに、自律していると言いますか、自己管理ができていることに本当に驚かされました。
 最近、急増する海外旅行者が、来日して驚くことの一つに、こどもたちの自立が挙げられています。公立小学校でも、選択制になり、また、私立の学校を選ぶことにより、通学に公共交通機関を一人で利用することに旅行者が驚きの目を向けられるのは、もっともなことです。それだけ、日本の治安がいいというのも理由に上げられるかもしれませんが、それだけではないのです。
 公共交通機関の利用を含め、一歩家から外に出ると、誘拐や拉致、交通事故等あらゆるリスクが、わたしたちを待ち構えています。そのリスクをできる限り実地で、こどもたちにしっかりと伝えられているからということもあるからです。
 交通ルールをはじめ、様々な社会生活に必要なルール、生きる術を今から少しずつ、伝え、体験させていただきたいのは、就学前のまさに今からです。

3月予定
 15日(土) 卒園式(ゆり組、きく組)
 31日(月) 次年度準備による休園日

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