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園長だより 2020.2

2020 2月 こどものくにだより  園長 北野暢隆
 年が明け、この時期になりますと、園内のどのクラスのおともだちも、次に進むクラスに向けて気持ちが切り換えられているのがよくわかります。
 年長のゆり組は、一通りの大きな行事も済ませ、今は、小学校への入学に向けて準備万端といったところでしょうか。
 自らに問い、考え、気づき、そして行動に向かうということが、様々な場面で見て取れる、それが、年長組としての今の姿です。自律性が育っているという言い方ができると思います。自分自身を自らがコントロールできる力が備わってきたといった方がわかりやすいと思います。
 子どもたちが育つ過程で、避けては通れないのが、この自律性を育てるということです。こどもたちは、年齢ごとに、例えば、ご飯を食べるときや排せつなどの“しつけ”を通して、この自律性が徐々に育まれています。手づかみでご飯を食べてはいけません。排泄は、オマルにするものと根気よく伝えることまでが、しつけの重要な部分だといわれています。
 決してその先を強制するのではなく、子ども任せにするという点に自律性を育てるポイントが
といわれています。意欲的に取り組もうとする時期を子どもたちに任せることで、次の段階へとスムーズな移行ができるのです。
前述の自らに問い、考え、気づき、そして行動に向かう行動は、就学前の最終段階と言えます。
しっかりとそれぞれの段階において課題を消化された子どもたちは、次の段階にスムーズに移行、つまり大きな成長が認められるというわけです。本当に、子育ては根気のいる作業です。
何よりも、ご家庭では、子どもたちと保護者の皆様方との、園では、子どもたちと担任との信頼関係があることが、前提条件であることは言うまでもありません。

2月の予定
  3日(月) 節分

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