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2020 11月 園長だより

2020 11月 こどものくにだより  園長 北野暢隆
 興行収入を19年ぶりに破ったといわれ、今や誰もが知っているといわれる、アニメ動画“鬼滅の刃” 
 ようやく、先月、初めてテレビ放映されたものを拝見いたしました。
子どもたちとの話を合わせるためにも内容を把握しておかなければという義務感からも、計5時間ほどの動画を見終えました。まだ知らない方のために簡単に説明しますと、大正時代を舞台に、主人公のまだ小さな兄が鬼に襲われ鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために鬼と戦う姿を描いたものです。
個人的な感想といたしましては、話の内容が、非常に難しく、鬼が登場し人間を食らう場面もありかなりむごい描写が多いな、というのが印象です。見ていて、アメリカのゾンビ映画を想像してしまいました。この何とも、おぞましい内容の漫画を園内のほとんどの子どもたちが、そのテーマ曲、登場人物の名前、セリフなどを覚えていたり、知っていたりすることに驚きました。
 1歳児のさくら組のおともだちも歌詞は知らなくても鼻歌でテーマソングを歌っているようです。
何を言いたいかというと、人間は、面白い内容、興味を引くような内容であれば、年齢にかかわらず、自然と吸収する、こんな素晴らしい能力を持ち合わせていということです。
昨年、110個ほどの元素記号記憶する天才4歳児、なんていう特集がテレビで放映されましたが、さかのぼること30年前、当時の保育園児が、136匹のポケットモンスターを全て記憶しているというニュースがありました。
しかし、わたしたちおとなは、年齢の経過とともに、「わたしは、もともと記憶力が悪い」と自己暗示をかけてしまい、おまけに、我が子が「お母さんは記憶力が悪かったから、あなたの記憶力が悪いのは仕方ないわね」などと言い聞かせられた時には、またまた暗示をかけられたように、「そうか、私の記憶力が悪いのは仕方がないことなんだ」思わせてしまう悲しい結末しか待っていないのです。
「楽しい環境づくり」と「プラスに向けての暗示」が、何よりも重要です。
今、この二つをもとに12月の発表会では、子どもたちがさらに大きな躍進を果たしてくれます。

11月の予定
  9日(月)  内科検診

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