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2020 12月 園長だより

2020 12月 こどものくにだより  園長 北野暢隆
 先月に引き続き、日本版ゾンビアニメ、“鬼滅の刃”について、お話しします。
皆さんご存じでしょうが、主人公の竈門(かまど)炭(たん)次郎(じろう)が、2年もかけて、一人で修業をして、徐々に成長を果たしていく姿です。師匠からの免許皆伝、晴れて鬼退治に行くことができるのですが、しかしその師匠から育った者は、誰一人師匠の下へ帰れないほど、鬼は強く、限りなく恐ろしいのです。そんな中、主人公の炭次郎は、絶対にあきらめないのです。大事な妹、禰(ね)豆(ず)子(こ)を救わなければ、という強い信念と意思が主人公を奮い立たせるのです。
一方、この主題歌を歌う「LISA」は、今やトップシンガーの仲間入りです。満員のファンに埋め尽くされた武道館でも単独ライブを行う、歌手を目指す人に取れば、まさにあこがれの人です。
 そんな彼女にとっても、最初は、実家を飛び出し後戻りのできない大変な生活の中で、開けても暮れてもチャンスをつかむ努力を続けて来たこと、そんな中、初めての武道館ライブでは、途中、緊張から声が出なくなってしまったが、温かいファンの後押しで、何とか公演を終えることができたらしい。そんなエピソードを先日テレビで聞かせていただきました。
炭次郎とLISAに共通することは、目標に向けて、あきらめずに頑張り続けたこと、自分を信じ続けたこと。その頑張っている姿に、必ず、共感し、また、心を動かされて手を差し伸べてくれる人がいたこと、そういったことを最後まで信じたことです。人生とはそんなものだと思います。
 そんな大事なメッセージが込められているこのアニメをただ、面白いだけで終わらせるのはもったいない。アニメを見た後は、きっと、こどもたちからも感想が出たり、後日、話題になったりすることもあるかと思いますが、その時にはぜひ、炭次郎の頑張ってきた姿をお話ししてあげていただきたいと思います。
今年のインフルエンザの予防接種では、泣くこどもが激減したそうです。摂取時に小児科医の先生が、一声「全集中!」、これで、こどもたちは、すべてを理解し、じっと我慢しているなか、静粛にことは、終了するとのことです。

12月の予定
 12日(土)  たのしいつどい
 18日(金)  ゆり組、親子遠足
 25日(金)  クリスマス会

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