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園長だより 2019.10

2019 10月 こどものくにだより  園長 北野暢隆
 テレビのお話で恐縮ですが、“林先生のパリコレ学”をご存知でしょうか。フランスのパリで開かれるファッションブランドの新作発表会をパリコレクション、略してパリコレと言います。このひのき舞台にファッションモデルとして、10人ほどの生徒がたった一席を目指して奮闘する番組です。
 ここに各分野の著名人が指導に入りますが、そこまで言わなくてもと思うぐらい参加する生徒に容赦のない手厳しい言葉が投げかけられます。
 この番組中、結構な頻度で耳にしたのが、個性を出し切れない生徒に言われた“殻を破れ”、 取り分け印象に残る言葉です。基礎ができていないと言わずもがなの一言ですが、殻は破れないどころか、悲惨な結果しか待っていません。その上に勇気も必要と言われると、相当な精神力も養っていかないといけないというわけです。しかし、一度、殻を破ると、次の大きな殻を破るときの自信につながるのは間違いありません。
 さて、運動会が近づいてきました。毎年、進級されてから、この時期、折り返しとなりますが、子どもたちの成長には、本当に驚かされます。それは、個々の素晴らしい潜在能力でもあり、集団としての力でもあり、私たち大人を驚かすようなことばかりです。
例えは悪いですが、セミが脱皮をするように、どの子どもたちも何か大きな殻を破られたことに間違いありません。
 人の成長には、山あり谷ありがつきもので、しかも長い道のりです。年齢に合わせた高さや難易度の山を選び、周到な準備も必要です。いつまでも、付き添いながら山には登れません。とは言うものの、その程度を見誤ると、行方不明事件のように取り返しがつかないようなことにもなりかねません。また、登るための知識も必要になってくるでしょう。体力も必要です。登る意欲を高めるための環境も必要です。そうして、目標の山を登りきることで、一皮むけた、成長を見ることができるのではないかと思います。
経験値を高め、新たな自分の能力を悟り、さらに次の大きな目標に向けて、突き進む力を習得することに是非ご尽力ください。

11月の予定
  7日(木)  バス遠足(ゆり組、きく組)

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